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エピソード17 ボクたちの初先輩

last update تاريخ النشر: 2026-06-26 15:16:50

「おーす!」

「いらっしゃーい」

 今日はタケルくんが、うちに来ました。

「ちょっと、キッチンに寄っていいか?」

「いいけど……」

 はて、珍しい。また、おそうめんでも作ろうってのかな?

「よっと」

 彼がリュックを下ろし、ジッパーを開けると、ラッピングされた大きな箱が出現!

「なにこれ、どしたの?」

「バウムクーヘン。ほら、いつもお前がオレに弁当とか用意してくれるじゃん。だから、オレのぶんの昼食代・おやつ代がだいぶ浮いてな。それじゃ申し訳ないってんで、せめてものお返しにって」

 テーブルの上に、バウムクーヘンが置かれる。

「えー! ボクが好きで作ってるんだから、気にしなくていいのに~」

「まー、おふくろの厚意だから、無下にせんでやってくれ。やっぱり小学生から、もらいっぱなしってのはな」

 「どっちの気持ちも、わかるのがな」と、自分の後頭部を、撫でる彼。

「うーん、じゃあお言葉に甘えて。夜になったら、お礼の電話しなきゃ。あ、タケルくんも一緒に食べようよ!」

「そりゃ駄目だろ。厚意の贈り物なんだから。オレが食っちゃ、意味ないよ」

「あー、そだね。じゃあ、お父さんたちが帰ってきたら、いた
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  • 【男の娘BL】ボクと彼の、はじめてだらけの恋物語!   エピソード39 ボクたちの初アスリート弁当

     今朝は四人分のお弁当を作ったら、自転車漕ぎ漕ぎ、いつもの公園に向かいます。まだ朝だっていうのに、すでに暑いねー。 タケルくんにLI○Eすると、「カルガモ池のベンチでQK中」とのことで、駐輪場からは徒歩でてくてく。 カルガモ池の方に歩いて行くと……。いた! タケルくんが、肩で息してる。ダッシュ後の休憩かな?「たーけーるくーん!」 声をかけると、疲れ切っているのか、顔だけ向けて、軽く片手を上げて応える。 更に近づき、「おべんと持ってきたよ!」と言うと、少し息が整ったのか、汗を拭きながら、「サンキュ」と返す彼。 保冷ボトルを取り出すと、少しずーつ、ゆっくり飲む。「それは?」「例のスポドリ」 飲み終えると、はー……と、深呼吸。「ごはん、入る?」「おう。ちょうどいい。今日は、これで上がろう」 ボクもベンチの隣に、ちょこんと腰掛ける。「色々考えて、作ってきたよ~」 保冷バッグから、二つのお弁当箱と、お手拭きを取り出し、肩から麦茶のボトルを下ろす。「開けてみて~」「おう。お、こりゃまた、バリエーション豊かだな」「ふふふ~」 まずは、先鋒! ささみとアスパラの、からし醤油マヨ和え! ささみもアスパラも高タンパク! からしマヨは小パック入りで、お醤油は、お魚の小さい容器に入れてます。「いっただっきまーす!」 ごはんは、とろろ麦ごはん。こちらも、とろろはパックで絞るタイプ。 カロリー的には、マ○ナンごはんとかがいいんだろうけど、そこは量を控えめにして、カバー。「うめー! マジうめえ!」「ありがと」 次鋒は、アジのざんが焼き。ここで、青魚というのがポイント! 青魚は、頭にも利くからね! もぐもぐ食みながら、サムズアップをいただく。 さして中堅、枝豆、おから、にんじん、ひじき、油揚げのうの花。これまた、タンパク質もビタミンもたっぷり! スポドリを飲もうとする彼に、「こっちの方が合うでしょう?」と、麦茶を差し出す。今更、間接キスを気にする仲でもないしね!「サンキュ」と受け取り呷ると、一息つく。「ふ~……」「締めに、どーぞ」 タッパー入りの、はちみつ漬けレモンを取り出す。「おー……。んー、すっぱー!」「ふふ。効くよね、それ」「ごっそさんでした! あーもう、サイコーだな! 文字通り、朝飯前のトレーニングはキツかったけど、耐え

  • 【男の娘BL】ボクと彼の、はじめてだらけの恋物語!   エピソード38 ボクたちの初健康トーク

    「ねえねえ、タケルくん。白骨死体って、見つかることあるじゃない?」 タケルくんちのリビングで、ジュースを二人で飲んでいると、ボクの突飛すぎる話題に、彼がむせてしまいます。「なんなんだ、どうした急に」 咳き込みながら、ツッコむ。「ボクがさ、そんな状態で見つかったら、ちゃんと、女性の死体と思ってもらえるのかなあって」「おいおい、縁起でもないこと言うなよ」 肩をすくめ、首を横に振られる。「んー、でもさ。男性の死体って判断されたら、ショックだなあって。腰幅もまだ広くないし、女の人ってね、頭蓋骨の頭頂部が、ちょっと尖ってるんだって。あと、大腿骨に、男性にはない筋があるらしくて。ボクのそのへんって、どうなんだろうなあって」「ミョーなことに詳しいなあ、お前……」「人体に興味持って調べてるうちに、なんかこう、色々とね」 ジュースをいただいて、喉を潤す。「でも、肩幅なんかはこのとおり狭いでしょう? 警察も、首を傾げるんじゃないかなーって」「だから、縁起でもないこと言うなって。せめて、レントゲンで例えようぜ」「あー、その発想はなかった」 ポンと、手を打つ。「でも、なんだな。刑事ドラマなんか見てると、歯の治療記録が、身元判明の決め手になるらしいぜ?」「あー。ボク、歯医者さん、かかったことないんだよね」「へえ。大の甘党なのに?」 彼も、ジュースを飲む。「うん。ミュータンス菌っていうのが、いわゆる虫歯菌らしいんだけど、これ、親とのキスとか、スプーンの共有とかで感染しちゃうんだって。ただ、一歳まで気をつければ、もうその心配はなくなるらしくてね。お母さんたちそれ知ってたから、すごく気をつけたらしいよ。あとボク、普通に歯もよく磨くし」「ほー……。オレには、ミュータンス菌ってのがいるかどうか知らんけど、歯はめっちゃ念入りに磨くから、虫歯なったことないな。スポーツ選手は、歯が命だからな」「さっすが~」 互いに感心。「あー……。ただ、親知らずが生えたことがあってなー。そんときゃさすがに、歯医者のお世話になったわ。もう、引っこ抜くのが、いてーのなんの! ギャン泣きするレベルだったぜ……」「タケルくんでも!?」 苦々しい顔で、頷く彼。「はー……。タケルくんのギャン泣きとか、想像できないや」「恥ずかしいから、しないでくれ。こればっかはなー。歯磨きじゃ、予

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